家族が増えて賑やか!「三世帯住宅」という暮らし方~その1:嬉しいメリット編

「子供達家族+親たち」がひとつの建物に住む二世帯住宅は、マイホーム購入では時々注目されているスタイル。多くの人がご存知の住まいのカタチでしょう。

最近では、さらにもう一世帯が加わる「三世帯住宅」にも関心が集まっています。

家族が増える分、得られるメリットも大きいですが、「3つの世帯」という大人数での生活なのでデメリットも。その両面から、間取りスタイルを考えていくことは大事なことです。

今回は、一般的に考えられるメリットについてお話ししていきます。

◆祖父母世帯+親世帯+子供世帯 

この組み合わせは、三世帯住宅のなかでも主流となるスタイルかもしれません。

二世帯住宅では、「仕事や外出のときに親から面倒を見てもらえる」という点が魅力ですよね。三世帯になると、そのメリットがさらにパワーアップ。親世帯に加えて、さらに祖父母も子育ての強い味方となってくれるでしょう。

「おじいちゃん・おばあちゃん」だけでなく、「ひいおじいちゃん・ひいおばあちゃん」とたくさんの愛に包まれて子供たちは成長します。小さいときから高齢の人との交流が多いので、社会に出たときにも年齢問わずさまざまな人と付き合えるでしょう。核家族での暮らしよりもたくさんの人と接しながら暮らせるので、天真爛漫で多くの人から愛されやすい性格になるかもしれませんね。

また、祖父母世帯や親世帯にとっても大家族での暮らしは生活へのハリに繋がります。「外出のときに子供をお願い」と頼まれることで、気持ちも若々しく健康でいられそうです。

◆「親世帯+長男世帯+次男世帯」

親世帯からすれば、子供たちが同じ敷地に住んでくれるので、これほど心強い暮らし方はないでしょう。前項のパターンと一緒で、孫たちの面倒が「生きがい」になります。

長男世帯と次男世帯と、ふたつの世帯も兄弟で血縁関係ということもあり、お互いに助け合ってメリットと感じられることも多いでしょう。子供達は、お互いに「いとこ」同士。一人っ子が多い現代なので、友達であり兄弟のようで寂しさが緩和されそうですね。

◆「子供世帯+夫の親世帯+妻の親世帯」

子供が多かった昔と違って、一人っ子同士の結婚も珍しくなくなりましたね。妻側からしてみると、結婚して嫁いでも実家の両親のことは心配です。将来的に面倒を見たいのは当然のことですよね。

そこで、夫婦どちらの両親も一緒に住んでしまおうというのが、このパターンです。お互いの親が遠方に住んでいると、病院ヘのお見舞いや介護問題で遠方まで何度も足を伸ばさなければならず、金銭的にも時間的にも余裕がなくなる可能性が…。三世帯住宅でみんなが一緒に住めば、そういった時間も短縮でき、病気になったときも助け合えるメリットがあるでしょう。

◆まとめ

三世帯住宅では、家族の人数が増えることから「助け合って」「笑顔をもらえる」という大家族ならではの楽しい暮らしができるメリットがあります。

ただ、これまで違った生活をしてきた「三世帯」が一緒に暮らすのは、デメリットと感じられる部分も少なからずあります。次回は、三世帯住宅で考えられるデメリットと注意点についてお伝えしていきたいと思います。